ここに来てマレーシアリンギットが強くなっている。
従来から米国との金利差を受けて新興国通貨は売られやすい地合いが続いていた。その一方で米国の利下げ観測を受けて、数ヶ月前から新興国にマネーが集まる形に転換した。インドネシアルピーやタイバーツが上昇して来た。中でもマレーシアリンギットの強さはひときわ目立つ。この背景には堅調な経済成長が挙げられる。

少し経済指標を見てみた。
マレーシアのGDP成長率は2024年第一四半期で4.2%増、第二四半期で5.9%増。
経済学にある公式に照らして考えると、特に消費と投資で力強い結果を出している。
1、消費
GDPの6割を占めるマレーシア経済の要。政府の家庭支援策や好調な労働市場を背景に堅調に推移する。第二四半期では6.0%増となった。
2、投資
第二四半期の投資の伸び率は12.0%増。2桁の高い伸びを示した。農業、建設業、製造業で高い伸びが目立つ。
3、輸出-輸入
好調な外需環境を受けて輸出が伸びている。
通年のGDP成長率予想は4.0%〜5.0%となっている。ただし半年の状況を考慮すると上ブレも期待されている。
個人的には、定期的に米ドルや日本円をクレカ使用や送金で持ってくるので、強過ぎるリンギットは資産ポートフォリオを考えるとさほどWelcomeではない。でもマレーシアに暮らす限りにおいて経済が程よく好調なのは悪いことじゃないと言い聞かせてる。