米国では景況悪化を避けつつ消費者物価指数(CPI)を2.0%に落とそうと、FRBが金利のコントロールに工面している。
ふとマレーシアのCPIはいくつなのか気になった。
生活している肌感覚的には、ここ数年で随分と上がってきた印象がある。
マレーシア統計局(DOSM)が2026年2月19日に発表した最新データによると、2026年1月のインフレ率は前年同月比で1.6%となり、安定した推移を見せている。
1. 直近のCPI推移(月度別)
直近数ヶ月のCPI(前年同月比 上昇率)は以下の通りです。2025年末から1.6%前後で横ばいの傾向が続いている。
2026年1月:前年同月比1.6%
2025年12月:同1.6%
2025年11月:同1.4%
2025年10月:同1.3%
2. 年間インフレ率
年度単位で見ると、2025年は前年に比べてインフレが緩やかになった。
2025年通年:前年比1.4%
2024年通年:同1.8%
3. 主要項目別の動向
2026年1月の数値において、全体(1.6%)よりも高い上昇率を示した主なカテゴリーは以下の通り。
• パーソナルケア・その他サービス:+6.6%(理容サービスなどの上昇)
• 教育:+3.2%
• 外食・宿泊サービス:+2.5%
• 酒・たばこ:+2.5%
• 食品・非アルコール飲料:+1.5%(家庭用食品は+0.6%と安定)
留意点として、コアインフレ率(生鮮食品や公定価格を除いた指数)は2.3%で、総合指数(1.6%)よりも高い水準で推移している。
つまり、基調的な物価圧力は依然として存在している。

4. 今後の見通し
マレーシア政府および市場の予測では、2026年のインフレ率は概ね2.0%〜3.0%の範囲内に収まると見られている。
冒頭でマレーシアの物価が上がっている気がすると言ったが、物価そのものはあまり変わらない一方で、肌感覚的な値上がり要因はリンギット高とサービス税の課税なのかもしれない。