31億円に上る社員・元社員による大規模な金銭不祥事がプルデンシャル生命で起きた。
元社員ら約100名が、架空の投資話や保険契約を装い、顧客から計約31億円を不正に受け取っていたという。
会社は金融庁からの報告徴求命令を受け、2026年2月付で社長が引責辞職する事態に発展している。
以前、自分が税務の仕事をしていた際にも、プルデンシャルの営業マンが出入りしていた。
上記の記事にあるように、人を紹介してもらうシステムを取っていた。契約直後に大切な人を紹介してもらうよう懇願するようだ。
自分も先輩や同期から一度会うよう勧められたが、生命保険には興味なかったので頑なに会うのを断った。
生保レディとは異なり、外資生保のやり手営業マンだと口も上手いやり手だろうから会ったら最後だとも思っていた。
今回の不祥事の背景について、「業績に過度に連動する報酬制度(フルコミッション)」が、一部の社員に不正をしてでも数字を追わせるプレッシャーを与えた可能性があることが指摘されている。
プルデンシャル生命の営業職の年収は、実力次第で日本の平均年収の数倍から数十倍に跳ね上がるようだ。
想定年収は以下の通り。
1、エグゼクティブ:5,000万-1億円以上
2、平均的な層:1,000-1,300万円
3、苦戦している層:200-400万円
平均年収は1,000万円を超えているという。ただこれは一部の「億単位」で稼ぐスタープレイヤーが平均を大きく押し上げているため。
実際には、稼げずに数年で離職する人も少なくない。
・報酬の仕組み(ライフプランナー職)
1. 入社後2年間(タップオフ期間):
初期補給金(固定給に近い手当)が支給されるが、月を追うごとに徐々に減っていく。この間に自力で稼ぐ力をつける必要がある。
2. 3年目以降(完全フルコミッション):
「完全歩合制」に移行。契約が取れれば取れるほど報酬が増え、さらに契約が継続している間は「継続手数料」が入るため、積み上げ式の収入になる。
3. ボーナス:
四半期ごとの成績や契約の継続率に応じて、年に4回支給される。

フルコミッションは「夢がある」一方で、非常にシビアな環境だ。
今回の不祥事を受けて、会社側は報酬制度の「過度な業績連動」を見直す方針を示している。
過度と言えばそうなのだが、夢を与える給与体系は間違っていないと個人的には思っている。
実力主義で結果を出した人が高給与を享受するのは理にかなっている。
この報酬体系なら若いうちに必死に高給与を得て、FIREを達成するのも可能だろう。
嫌ならこうした報酬制度を取る会社に行かなければ良いだけのことだ。
プルデンシャルに必要なのはコンプライアンス体制の再構築である。
業績連動を総否定するような風潮が変な形で広がらないで欲しい。