FIRE達成!マレーシアでの生活日記

2024年3月にマレーシアに移住しました。子供2人をインターに通わせてFIRE生活を送ってます。

中国の対米経済戦略は見事だった

10月30日、米中首脳会談が韓国で行われた。

トランプ大統領習近平主席による第二次トランプ政権での初の顔合わせとなった。

冒頭の握手での習近平主席の仏頂面を見て、やはり中国が優位に立っていたと確信した。トランプ大統領の方が合意を急ごうと慌てていた。

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両国は麻薬対策への取り組み、対中関税の10%の引き下げなどで合意をした。友好的な雰囲気を取り作り、一時的に国家間摩擦を回避した。

トランプ大統領が始めた貿易戦争だが、結果的に米国の劣勢が続いている。意外なことに貿易戦争を始めても、米国の貿易赤字はむしろ増加しているのだ。

中国は対米輸出を減らしても、輸出総額は昨年より増加している。また中国は米国からの大豆といった商品の輸入を減らし、代わりにブラジルなど他国からの輸入をこの間増やしてきた。米国の影響を出来る限り小さくする国際分業体制を敷いてきた。

米国産大豆は半分が中国に輸出されていたが、中国が買わなくなったことにより、米国農家がトランプ政権への反発を強めた。トランプ大統領は選挙のため農家の声を無視することは出来ない。

そしてそれ以上に深刻だったのが、中国によるレアアース輸出規制。代替を進めようとしてきたが、米国はレアアースを中国に依存している。これにストップがかかることの米国産業界への影響は計り知れない。

26年に中間選挙を控えるトランプ大統領は短期で結果を出さなくてはならない。持久戦に持ち込まれると中国相手になす術がなくなってしまう。

今回どうしても合意をこぎつけて国家間摩擦を一時回避したかったのは米国だった。

中国は米国が相手でも毅然とした態度で立ち向かう。米国が仕掛けた米中貿易摩擦のこれまでの勝者は紛れもなく中国であろう。