我が家は通常、年に2回日本に一時帰国する。
子供の夏期休暇、そして年末年始である。
今年も学校が冬期休暇になるのに併せて一時帰国を予定しており、フライトも予約済みである。
あと1ヶ月半で日本に行けると歓喜する子供達の横であまり喜べない自分自身がいる。
なぜだろうか。
幾つか理由を考えてみた。
1、単純に寒い
夏期休暇時とは異なり、今ではマレーシアと日本の寒暖差が激しい。12月末は真冬で服を着込まなくてはならない。
マレーシアに来てから、この着込むという作業を全くやっていない。半袖シャツ、短パンに慣れすぎてしまったため、この作業が億劫だ。
寒い風に当たるとすぐに風邪をひいてしまいそうだ。外出が楽しいもので無くなってしまう。
また中国にいた時からそうなのだが、寒い乾燥した空気に晒されると体が痒くなる。ボディローションを体に塗りたくっていた時期もあった。
ただの一時帰国なのだが、昨年末は1週間程経つと痒くなってきた。
乾燥肌になっており、乾燥に対する体の免疫が弱くなっているのだろう。
2、実家に行くのが後ろめたくなってきた
年末年始には必ず両親に会いに行く。
幸いにも自分は次男なのであまり色々と言われないところだ。が、好き勝手に海外で長い間過ごしてきて側に居られないことに後ろめたい気持ちがある。
会う度に歳も随分取ってきたなと感じる。親が老いていく様子を目の当たりにするのは正直気が進まない。
孫の顔を見せつつ年2回会うにはせめてもの罪滅ぼしである。
3、年末は寂しい気持ちになる
これは小さい頃からの想いなのだが、年末はなんだか寂しい気持ちになる。
この時期は1年を振り返ったりもする。嬉しかったことも悲しかったことも冷たい空気の中で過去に流れてしまったと実感する。
時の流れには逆らえない事実を思い知り、同時にまた歳を重ねると痛感する。
自分は悲観的な性分では決してない。
しかしこと年末については思い知れず寂しい思いを抱いてしまう自分がいる。