退職して中国を離れた後、先月初めて中国を訪問した。
その時、空港の税関にて入国時、帰国時ともに係員にパスポートをチェックされた上で問題視され、別の場所で審査を受けた。
特に入国では過去の工作許可証などをチェックした上で、以下の質問を受けた。
1、どこで勤務していたのか
2、今回何をしに中国に来たのか
3、どれくらいの期間滞在するのか
その上で10分ほど待たされてOKが出た。なお帯同家族はお咎め無し。
出国時も同様に家族は問題なし、自分だけ別の場所に連れて行かれて10分ほど待たされた。
中国では最近、営業許可を超える活動をしたとして、ヘアサロンや幼稚園の経営者が拘束された上で強制帰国される事案が出ている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250514/k10014806171000.html
アステラス製薬の幹部が駐在後の日本帰国時に空港で拘束されて起訴されている。中国政府はスパイ罪の疑惑があると言うが、詳細は説明していない。
最近地裁で判決が出て懲役3年6ヶ月となった。本人は罪を認めて異例の短期懲役となったようだが、真相は薮の蛇だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d77e7f5a996b3b0164180c6cebc4da3c2294ea0f
また、日本で教鞭を取る中国人教授が中国に帰省後に連絡が途絶えて拘束される事件も複数ある。
https://www.asahi.com/sp/articles/ASS4Q1JG2S4QUHBI009M.html
自分がスパイめいたことをしているつもりは毛頭ない。ただ10数年に渡り中国で勤務したので当局筋からスパイ疑惑をかけられても否定しきれない状況もあるだろう。疑惑なんていくらでもくっつけられるし。
あらためてこうした事件を振り返ると今回無事に中国から出国できて良かったと思っている。
今回は家族が一緒だったのも良かったかもしれない。仮に1人の中国訪問だったらどうなっただろうと想像してしまう。