マレーシアに家族で移住しちゃった!!

日本を離れることはや15年、2024年3月にクアラルンプールに移住しました。

イスラム世界を少しだけ勉強してみた

Kindle Unlimitedで池上彰さんの本を読み始めた。知らないと恥をかく世界の問題シリーズでイスラム世界を勉強してみた。

1、イスラム教徒は世界で15億人

世界で最もムスリムが多いのはアジアであり中でもインドネシアが最も多い。海上交易を通じて、東南アジアに広まった。

2、イスラム教の神はアッラー

アッラー唯一神とし、ムハンマドは神から預かった言葉を人々に伝え始めた。聖典コーラン

3、イスラム教にとってユダヤ教は親、キリスト教は兄弟

ユダヤ教の厳格な戒律をイスラム教が引き継ぎ、ユダヤ人のみが救われるとした教えをイエスが皆平等で神を信じれば救われるとした。

4、イスラム教は宗教と言うより生活の規範に近い

アッラー、天使、経典、予言、来世、天命を信じて礼拝(1日5回)、寄付(収入の2.5%)、断食(イスラム暦9月のラマダン)、巡礼(聖地メッカに一生に一度は)を行う。コーランによると人は2人の天使に監視されており、最後に裁判にかけられ良い行いが多ければ天国に、悪い行いが多ければ地獄へ行く。

5、ユダヤ教キリスト教イスラム教は全て聖地がエルサレム

イスラム教の聖地はメッカを含めて3つあり、エルサレムはうち1つ。

6、イスラム教の宗派はスンニ派シーア派に分かれて仲が悪い

ムハンマドの死後に後継者の争い発生。スンニ派派はイスラム教徒の85%を占める主流派で慣習を重視。代表国はサウジアラビア🇸🇦。シーア派は少数派でムハンマドの血筋を重視、代表国はイラン🇮🇷。

サウジアラビアはメッカとメディナの2つの聖地を持ちスンニ派大国。飲酒、音楽、映画など娯楽は禁止、女性への規律厳しい。

7、イスラム原理主義イスラム復興主義を指す

イスラム原理主義は本来のイスラムの教えに沿った生活をしようと訴えるもの。この運動をするごく一部が武力を使ってでも理想を実現させようとイスラム過激派になる。自分のテロは破壊行為をジハードとする。ジハードはコーランの教えでは自己防衛のための戦いのみ正当化する。

8、現在も続く中東の対立

ユダヤ人は2000年前までパレスチナに王国があったがローマ帝国に滅ぼされて離散。ユダヤ人は約束の地に独立国家としてイスラエル🇮🇱を作り、エルサレムは国連管理地区とされた。イスラエル建国の翌日に第一次中東戦争が勃発。イスラム教徒のアラブ人が建国に不満。中東問題とはいわばアラブ人とユダヤ人の陣取り合戦。土地を返せと主張するパレスチナ人と、元々神から授かった地と主張するユダヤ人の争い。

PLO(パレスチナ解放自治機構)はパレスチナを取り戻したいとするアラブ人組織でありアラファト議長が過激派のハマスを抑えていた。イスラエルパレスチナ間でのオスロ合意も行われたが、議長の死後、パレスチナハマスファタハで対立激化。米国はハマスをテロ組織と認定。

9、イスラエルと米国の蜜月関係

イスラエルに住むユダヤ人は540万人、米国に住むユダヤ人も530万人いる米国社会でのユダヤ人の影響力は絶大で政財界で力を持ち多額の政治献金もしている。大統領も議員もイスラエルに味方しないと選挙で勝てない。

今回この関係でバイデン政権はイスラエルを支持、但し結果としてイスラムも報復措置を行って犠牲者を増やしたため批判されることとなった。

10、コーランで豚肉と酒が禁止

コーランで豚肉が禁止。背景は不明。ムハンマドの時代に豚の病気が流行っていたからとされる。酒は飲むことで神へのお祈りを忘れるため禁止。